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10月の詩

 ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる 一ひらの雲        
                               佐々木信綱

 寂しさは その色としも なかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮
                               寂蓮法師

 山鳥の ほろほろと 鳴く声聞けば 父かとぞおもう 母かとぞおもう
                               小野 老

 白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり
                               若山牧水 
              
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