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十月の詩

 おりたちて 今朝の寒さを 驚きぬ 露しとしとと 柿の落葉深く   伊藤左千夫

 ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔のうえなる 一ひらの雲     佐々木信綱

 なにとなく 君に待たれる ここちして 出てし花野の 夕月夜かな  与謝野晶子

 大そらを 静に白き 雲はゆく しずかにわれも 生くべくありけり  相馬御風
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